sin θ = 0.000 cos θ = 0.000 tan θ = 0.000
θ = 45.0° θ = 0.785 rad

逆探索モード

0.0

1. 三角比の定義

三角比とは、直角三角形の3辺の比から定義される正弦(サイン)余弦(コサイン)正接(タンジェント)の3つの値のことをいいます。

直角三角形ABCにおいて、∠BAC=θとしたとき、三角比は以下のように定義されます:

  • サイン(sin θ):対辺 ÷ 斜辺
  • コサイン(cos θ):底辺 ÷ 斜辺
  • タンジェント(tan θ):対辺 ÷ 底辺

三角比の定義の覚え方

三角比の定義の覚え方として、「サイン、コサイン、タンジェントの頭文字(s,c,t)の筆記体」と、「三角比の割り算の分母、分子」を対応させる方法があります。

  • サイン(s):斜辺を分母、高さ(対辺)を分子
  • コサイン(c):斜辺を分母、底辺を分子
  • タンジェント(t):底辺を分母、高さ(対辺)を分子

※ 角度θを左側、直角を右側に見たときのイメージです。

2. 特殊角(30°、45°、60°)の三角比

よく使用される特殊角の三角比の値について解説します。

角度30°の三角比

1辺の大きさが2の正三角形を半分にすると、角度30°を持つ直角三角形を作ることができます。

三平方の定理から、この直角三角形の3辺は「斜辺が2、底辺が√3、高さが1」となります。

三角比の定義から:

  • sin 30° = 1/2
  • cos 30° = √3/2
  • tan 30° = 1/√3

角度45°の三角比

1辺の大きさが1の正方形を半分にすると、角度45°を持つ直角三角形を作ることができます。

三平方の定理から、この直角三角形の3辺は「斜辺が√2、底辺が1、高さが1」となります。

三角比の定義から:

  • sin 45° = 1/√2
  • cos 45° = 1/√2
  • tan 45° = 1

角度60°の三角比

1辺の大きさが2の正三角形を半分にすると、角度60°を持つ直角三角形を作ることができます(30°の三角形を回転させた形)。

三平方の定理から、この直角三角形の3辺は「斜辺が2、底辺が1、高さが√3」となります。

三角比の定義から:

  • sin 60° = √3/2
  • cos 60° = 1/2
  • tan 60° = √3

特殊角の三角比一覧表

角度 30° 45° 60°
sin θ 1/2 1/√2 √3/2
cos θ √3/2 1/√2 1/2
tan θ 1/√3 1 √3

三角比の関係式

三角比には以下の重要な関係式があります:

  • sin²θ + cos²θ = 1
  • tanθ = sinθ / cosθ

これらの関係式は、単位円上での三角比の定義からも導くことができます。

単位円と三角比

単位円(半径1の円)上の点P(x, y)の座標は:

ここでθは、x軸の正の部分から反時計回りに測った角度です。

このように単位円を使うと、三角比をより一般的な角度(鋭角だけでなく鈍角や負の角度など)に拡張できます。